世界的な料理人として知られ、日本でも「フレンチの神様」として親しまれた、フランス人のジョエル・ロブションさんが、6日、亡くなりました。73歳でした。
ジョエル・ロブションさんは、1945年、フランス西部のポアチエに生まれ15歳から料理の道に入り、29歳で有名なホテルの総料理長にのぼりつめました。
その後、世界各地にフランス料理の店舗を展開し、フランスのレストランのガイドブック「ミシュランガイド」で最高ランクの3つ星を含め、獲得した星が最も多い料理人の1人として知られています。
とりわけ日本との関係は深く、東京でも「ジョエル・ロブション」の名前を冠した店舗を次々とプロデュースするなど、「フレンチの神様」として親しまれてきました。
フランスのメディアによりますと、ロブションさんは1年ほど前にすい臓がんの手術を受けたあとも食への情熱を持ち続け、ことし5月には日本酒とフランス料理を楽しめるレストランをパリに開くため、山口県岩国市の酒造メーカーを訪れていました。
ロブションさんの事務所によりますと、6日、スイスのジュネーブで亡くなったということです。73歳でした。
-- NHK NEWS WEB