関西空港では、外国人旅行者が日本で新しいスーツケースを購入し、古いものを出発フロアなどに放置して問題となっています。このため、空港の運営会社では6日から無料で古いスーツケースを引き取るサービスを始めました。
関西空港では、国際線の出発フロアのカウンター周辺で放置されるスーツケースが増え始め、警察によりますと、去年1年間で落とし物として処理したスーツケースは258個ありました。
外国人旅行者が日本で新しく購入したスーツケースに荷物を詰め替え、古いものは帰りの便に乗る際に超過料金がかかることから、空港内に放置していると見られています。
こうした事態を受けて、空港を運営する会社「関西エアポート」は、保安面で問題があるとして、6日から無料で引き取るサービスを始めました。
引き取りは、国際線の出発フロアの2か所の窓口で受け付け、航空券とパスポートの提示が必要です。
関西エアポートでは、利用を促すためボールペンやキーホルダーなどの記念品を贈ることにしています。
また、程度のいいものは中古品としてリサイクル業者に引き渡すことにしています。
-- NHK NEWS WEB