大手ビールメーカーのことしの中間決算が出そろい、主力のビールなどの国内での売り上げで明暗が分かれる形となりました。
大手ビールメーカー4社が発表した、ことし1月から6月までの中間決算によりますと、ビールを中心とするアルコール飲料の国内での売り上げは、いずれも前の年の同じ時期に比べて「キリン」と「サントリー」が1%増えた一方、「アサヒ」と「サッポロ」は4%ずつ減りました。
「キリン」は第3のビールが、「サントリー」はハイボールの販売が、それぞれ好調でしたが、残る2社は、業務用の瓶ビールなどの出荷価格を引き上げたことが響いたと見られます。
今回、会社によって明暗が分かれる形となりましたが、先月から記録的な猛暑が続く中、各社ともビール系の商品の売れ行きがよく、増産を進めているということです。
キリンホールディングスの横田乃里也常務は記者会見で「猛暑はビールなどの販売にプラスの効果がある。売り上げ目標の達成に向けた取り組みを強化していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB