先月、千葉県内の路線を担当するJR東日本の運転士が、乗務中に私物のスマートフォンなどを操作していたことがわかり、会社は運転士の処分を検討することにしています。
JR東日本によりますと、7日、運転士が乗務中にスマートフォンの画面を見ている画像がツイッターに投稿されていることがわかりました。
JR東日本が調べたところ、千葉県内の成田線を担当する30代の男性運転士が、先月25日の午前6時半ごろから7時すぎにかけて、普通列車を運転中に私物のスマートフォンと会社から貸与された業務用のタブレット端末を操作していたことを認めたということです。
運転士は、45分間の乗務のうち25分余りにわたって、インターネットで検索した不動産の物件情報を閲覧していたということで、会社の聞き取りに対し、「プライベートなことで急いで調べたいことがあった」と話しているということです。
JR東日本は、乗務中の運転士の私物のスマートフォンの使用や業務用端末の私的な使用を禁止していて、この運転士の処分を検討することにしています。
JR東日本は「お客様に不信感や不安を与えてしまい、大変遺憾です。信頼回復に向けて取り組むとともに、今回の事案を真摯(しんし)に受け止め、二度とこのようなことがないよう、指導を徹底してまいります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB