自動車やオートバイが出荷される前に行われる燃費や排ガスの検査で、「スズキ」と「マツダ」、それに「ヤマハ発動機」が不適切な処理をしていたことが新たにわかりました。車の出荷前の検査をめぐっては、日産自動車とSUBARUで相次いで不正が発覚していて、国土交通省はメーカー各社への指導を徹底していくとしています。
車の出荷前の検査をめぐっては、日産自動車とSUBARUで燃費や排ガスなどの検査データを書き換えるなどの不正が相次いで発覚し、国土交通省が先月、国内の自動車メーカーなど23社に対して、ほかに不正が行われていないか社内調査を求めていました。
その結果、スズキとマツダ、それにヤマハ発動機の3社から、8日、不適切な処理をしていたという報告があったということです。
国土交通省によりますと、いずれも、燃費や排ガスを測定する際に、定められたルールに基づいて測定していなかったのに、適切な検査を行ったように処理していたということです。
不適切な検査で出荷された車両は、メーカによって時期は異なりますが、抜き取り検査でスズキで6401台、マツダで72台、ヤマハ発動機で7台判明したということです。
国土交通省は、車両の性能などに対する信頼を揺るがすとして、3社に対し厳正に対処するとともにメーカー各社への指導を徹底していくとしています。
-- NHK NEWS WEB