東京オリンピックを見据えた日本陸上競技連盟のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーを務める瀬古利彦氏がテレビ局の女性に対して不適切な発言をした問題で、瀬古氏が9日「不快な思いをさせて申し訳なかった」と陳謝しました。
瀬古氏は、ことし4月、打ち合わせの場に同席したテレビ局の女性に対し不適切な発言をしたとして、日本陸連や所属するDeNAから厳重注意を受けていました。
これについて瀬古氏が9日、都内で取材に対し「発言の内容については相手があることなので言えないが、相手に不快な思いをさせたことについて本当に申し訳ないと思っている」と陳謝しました。
報道陣からの「セクハラと取られる発言だったと認めるのか」という質問に対しては「そうではなくて不快な思いをさせたということだ。セクハラがあったという問題では一切ない」と否定しました。
そして瀬古氏は、当時は酒を飲んでいたものの記憶はあったと説明したうえで「会社を通しておわびをし、先方もそれでいいということだった。立場があるものとして今後の発言には気をつけていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB