スマートフォンの販売で世界シェアトップのサムスン電子は、内蔵型のメモリーの容量がこれまでの2倍で、大量の写真や動画を保存できるという新しいスマートフォンを発表しました。
サムスン電子が9日、ニューヨークで発表した新しいスマートフォン「ギャラクシー・ノート9」は、色の濃淡をくっきりと表示できる有機ELを画面に採用し、付属のタッチペンで文字などを書き込めるほか、このペンがカメラのリモコンにもなるのが特徴です。
また、内蔵型のメモリーの容量はこれまでの2倍で、大量の写真や動画を保存でき、バッテリーも強化して充電なしでも1日使えるとしています。
スマートフォンなどの事業を担当するコ・ドンジン部長は「あらゆる場面で使える、パワフルな端末だ」とアピールしました。
スマートフォンの世界シェアは、サムスンが首位を維持していますが、中国のファーウェイなど割安な製品を販売する中国メーカーが追い上げています。
サムスンも割安な製品を売り出し対抗していますが、今回の新機種は最も安いもので999ドルおよそ11万円で、高い価格帯で売れ行き好調なアップルのiPhoneとのシェア争いを意識したものとなっています。
新機種はアメリカで今月24日に発売されますが、日本での発売時期は未定だということです。
-- NHK NEWS WEB