成人の日の9日、大阪の日本一高いビル「あべのハルカス」では、新成人が地上300メートルの最上階まで階段を上り成人式に参加する催しが行われました。
この催しは、「大人の階段」を上ったうえで成人式に出席してもらおうと、「あべのハルカス」を管理する会社が毎年開いています。
ことしは真新しいスーツや振り袖を着た98人の新成人が参加し、地下1階で白いたすきに成人の抱負を書き込んだあと、地上300メートルにある最上階の60階を目指しました。階段は1637段あり、新成人全員が汗をにじませながら、およそ1時間かけて上りきりました。
このあと、最上階に近い広場で成人式が開かれ、新成人の代表が「最上階まで自分たちの力で上れたことが自信になりました。この景色を胸に、これからの人生を歩みたい」と抱負を述べました。
参加した男子学生は「最高の気持ちです。大人になっても、いつまでも若い気持ちを持ち続けていきたい」と話していました。
また、振り袖姿の女子学生は「去年は兄が参加したので、私も最後まで上りきれたら大人になれると思い頑張りました。この夏の試験に受かって立派な社会保険労務士になりたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB