去年、福岡市内の大手居酒屋チェーン店で、店長が開店準備中に倒れて死亡したのは長時間労働などが原因だったとして、労働基準監督署は労災と認定しました。
労災と認定されたのは福岡市西区の大手居酒屋チェーン店「わらわら九大学研都市駅店」の店長だった当時53歳の男性で、去年6月、開店準備中に店内で倒れ、不整脈で死亡しました。
遺族の代理人の弁護士によりますと、労働基準監督署は、出退勤記録や従業員への聞き取りから、店長は亡くなる前の3か月間の平均の残業時間がおおむね月80時間を超え負担があったとして労災と認定したということです。
居酒屋チェーン店の運営会社は「労働基準監督署の判断を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB