12日夕方、山口県長門市の海水浴場で、溺れた同僚の20代の女性を助けようと海に入った62歳の男性が溺れて死亡しました。
12日午後5時前、長門市日置上の二位ノ浜海浜公園で、「男性が溺れて意識がない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、溺れたのは長門市東深川の会社員の藤田陽さん(62)で、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
藤田さんは同じ会社のおよそ30人と海浜公園を訪れていて、およそ30メートル沖合で泳いでいた同僚の26歳のベトナム人女性が、足をつって溺れたのを助けようと海に入ったということです。
女性は近くの人に救助され病院で手当てを受けていますが、命に別状はないということです。
海上保安部によりますと、現場の海水浴場は12日は波の高さが1.5メートルほどと、やや高かったということです。
-- NHK NEWS WEB