ディスカウントストア大手の「ドンキホーテホールディングス」は、ことし6月期の決算が29年連続で増収増益となりました。好業績が続く中、経営トップが総合スーパーの「西友」について「本当に売られるなら、興味がある」と述べました。
発表によりますと、「ドンキホーテホールディングス」のことし6月期の1年間の決算は売上高が13%増えて9415億円、本業のもうけを示す営業利益が11%増えて515億円と、売上高と営業利益がともに増加し、29年連続の「増収増益」となりました。
食料品を値下げして消費者を呼び込み、来店した“ついでに”さまざまな商品を購入してもらうことを狙った店舗づくりや品ぞろえなどが引き続き効果を上げている形です。
加えて、去年11月に株式の40%を取得した総合スーパー「ユニー」との共同店舗の売り上げが好調だったことも、業績を押し上げたということです。
ドンキホーテホールディングスの大原孝治社長は決算発表の記者会見で「営業利益は、今の2倍の1000億円台を目指す」と述べました。
また、「アメリカの流通大手『ウォルマート』が、傘下のスーパーの『西友』の売却を検討していると報じられたが、関心はあるか」と質問されたのに対して、大原社長は「本当に売るのであれば興味がある。細かく精査していきたい」と答えました。
-- NHK NEWS WEB