NTTドコモは利用者向けの通販サイトに不正なアクセスが相次ぎ、利用者が知らないうちに高額な端末を購入させられる被害がおよそ1000件あったことを明らかにしました。
不正なアクセスによる被害があったのは、NTTドコモの携帯電話の利用者向けの通販サイト「ドコモオンラインショップ」です。
会社によりますと、先月下旬以降、このサイトにおよそ1800件の不正アクセスがあり、利用者が知らないうちに14万円台の端末などを購入させられる被害が、およそ1000件確認されたということです。
このサイトを利用するにはIDとパスワードが必要ですが、不正なアクセスはIDなどを自動的に次々と入力する「リスト型攻撃」によると見られるということです。
購入された端末はコンビニエンスストアが受取先になっており、すでに何者かが受け取ったケースもあるということで、会社が警察に被害届を出すことにしています。
NTTドコモは、被害にあった利用者に代金の請求を見合わせるほか、被害の拡大を防ぐため、利用者にパスワードとは別にセキュリティコードの入力を必要とする設定を行うよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB