アメリカ大統領選挙の結果について、自動車メーカー、マツダの小飼雅道社長は、都内で記者団の取材に応じました。トランプ氏がアメリカがカナダ、メキシコと締結しているNAFTA=北米自由貿易協定を見直す発言をしていることについて、小飼社長は「トランプ氏が実際に大統領になって以降の具体的な政策を注視していきたい」と述べました。
そのうえで、小飼社長は「トランプ氏には持続的な経済成長ができる政策を期待したい。いずれにせよ、アメリカが大事な市場であることは変わりなく、北米市場の戦略に変更はない」と述べました。
マツダにとって北米市場は、日本国内の販売を上回り、販売全体のおよそ3割を占める重要な市場となっています。マツダは、おととしからメキシコの工場で小型乗用車の生産を行っています。年間の生産台数は21万台余り、主にアメリカやカナダなどに輸出しています。
NAFTA=北米自由貿易協定によって、マツダはメキシコからアメリカやカナダに関税ゼロで輸出することができ、大きなメリットを受けているだけに、トランプ氏の今後の発言をメーカーとして注視していく考えです。
また、大統領選を受けて為替相場が乱高下していることについて、小飼社長は「為替の変動に翻弄されず、商品価値を上げて収益性を高めることが重要だ。また、メキシコ工場の生産規模を拡大し、円高ドル安に対する耐性もついてきているので、今の時点で大きな影響はない」と述べました。
-- NHK NEWS WEB