16日午後、成田空港に到着したアメリカン航空の機体から、重さおよそ2キロのパネルがなくなっていることがわかり、航空会社は、飛行中に落下したおそれがあると見て原因を調べています。
国土交通省成田空港事務所によりますと、16日午後4時半ごろ、アメリカのダラスから成田に到着したアメリカン航空61便、ボーイング777型機の右の翼の付け根近くの胴体部分から、パネル1枚がなくなっていることが着陸後の点検でわかりました。
パネルは、重さが2キロほど、およそ1メートル四方の大きさで、成田空港会社が滑走路を点検しましたが見つからなかったため、航空会社は飛行中に落下したおそれがあると見ています。
このところ航空機から部品が落下するトラブルが相次いでいるため、国土交通省は、落下しやすい部品の改修や点検間隔の短縮など、190項目の対策を今年度中にすべての航空会社に義務づけることにしています。
アメリカン航空は「原因の解明と再発防止に努めたい」としています。
-- NHK NEWS WEB