コンピューターの「プログラミング教育」が2020年度から小学校で必修化されるのを前に、学校の教員が夏休みを利用してプログラミングを学ぶ教室が開かれました。
この教室は、都内の大学を会場に開かれ、小中学校や高校の教員20人が参加しました。
プログラミング教育は、2020年度から小学校で必修化されますが、教える立場の教員の理解をどう深めるかが課題になっています。
参加者は、講師を務めた大学生からアドバイスを受けながら、趣味を紹介するサイトや3Dで動くゲームのプログラミングに挑戦しました。
会場の別の部屋では中高生向けのプログラミング教室も開かれていて、教員たちは、実際の授業に生かそうと子どもたちが学ぶ様子も見学しました。
また、参加者どうしがプログラミングの教え方を議論する場も設けられ「準備の時間が足りない」といった不安や課題を指摘する声も聞かれました。
参加した小学校の女性教員は「やってみると思ったよりも楽しく、子どもたちにも楽しんで学んでもらえるように理解を深めたい」と話していました。
また、教室を主催した企業「ライフイズテック」の水野雄介社長は「スマホのアプリの仕組みなど、先生たちにはまず基礎を理解してもらって、授業に役立ててほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB