北海道の大雪山系、黒岳の山頂付近で17日未明、ロープウエーの運営会社が雪が降っているのを確認しました。運営会社が初雪を確認したのは、昭和49年に記録を取り始めてから最も早いということです。
北海道大雪山系・黒岳のロープウエーの運営会社によりますと、17日午前1時前、上川町の標高1984メートルの黒岳の山頂から700メートル離れた山小屋付近で、管理人が雪が降っているのを確認したということです。
17日朝早くに撮影された画像でも、山小屋の周囲にうっすらと雪が積もっているのが確認できます。
運営会社が黒岳で初雪を確認したのは、去年より42日早く、44年前の昭和49年に記録を始めてから45年間で最も早いということです。
旭川地方気象台によりますと、北海道の上空には16日夜以降、10月上旬並みの寒気が入っていたということです。
運営会社の従業員の男性は「北海道はお盆を過ぎると寒くなる実感がありますが、もう降ったかと驚いています。
これから急に寒くなることもあるので、山登りをされる方は十分な装備をしてほしい」と話しています。
また、同じ大雪山系の旭岳でも、ロープウエーを運営する別の会社が山肌に雪が薄く積もっているのを確認したということです。
ただ、17日は旭岳の山頂付近に雲がかかって旭川地方気象台からは雪は確認できないということです。
-- NHK NEWS WEB