秋の味覚、サンマの入荷が仙台市の中央卸売市場で17日から本格的に始まり、不漁だった去年に比べて、ことしは大ぶりで脂ののったサンマが多いということです。
仙台市若林区にある仙台市中央卸売市場には、北海道の根室港などで水揚げされたおよそ10トンのサンマが入荷し、17日午前6時から競りが行われました。
卸売業者によりますと、小ぶりのサンマが多かった去年に比べて、ことしは大ぶりで脂ののったサンマが多いということです。
仲買人たちはサンマを手に取って、大きさや鮮度を確かめ、威勢のいいかけ声で次々とサンマを競り落としていました。
17日の取り引き価格は、1キロ当たり平均1500円程度で、スーパーなどの店頭では1匹300円から400円程度で販売される見通しだということです。
去年は不漁のためサンマの入荷は少なかったですが、ことしは日本の沖合に大きな群れが見られることから、安定的な入荷が見込めそうだということです。
販売価格も気仙沼など県内での水揚げが始まる来月には落ち着き、ピークとなる来月中旬には1匹130円程度になる見通しだということです。
卸売会社、仙台水産の坂井義昌部長は「去年と比べてサイズも大きく、脂も最高ののりになっています。塩焼きで味わってほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB