100円ショップの「ダイソー」で販売された金属製の筆箱で、使用中、指先を切るおそれがあるとして、国民生活センターが使用を中止するよう呼びかけるとともに、販売元が商品の自主回収を始めています。
指先を切るおそれが指摘されているのは、全国展開する100円ショップ「ダイソー」で、今月まで半年間ほど販売されていた金属製の筆箱です。
ことし4月、10歳の女の子が、この筆箱を開けようとしたところ、親指の先を切って縫い合わせる治療を受けたという報告を受け、国民生活センターが調査を進めた結果、人がけがをするおそれのある構造であることがわかったということです。
この筆箱は、全国で8万個が販売されたということで、国民生活センターは、「持っている人は直ちに使用を中止してほしい」と呼びかけています。
また、100円ショップを運営する「大創産業」も、すでに店頭から撤去するとともに商品の自主回収を始めていて、会社には、ほかにも1件、同様のケガの報告が寄せられているということです。
「大創産業」は、「多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。今後より一層の品質管理を強化徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB