アメリカのトランプ次期大統領が、メキシコで車を生産するメーカーへの批判を繰り返す中、ホンダの八郷隆弘社長は、現時点でメキシコの生産体制を見直す考えはないことを明らかにしました。
ホンダの八郷社長は、アメリカのデトロイトで開かれている北米モーターショーの会場で記者団の取材に応じ、メキシコでの生産について「今の時点ではそのまま稼働させることを考えたい。トランプ氏の政策ははっきりしないことが多くあるので、もう少し静観しながら考えたい」と述べ、現時点で体制を見直す考えはないことを明らかにしました。
そのうえで八郷社長は「ホンダは日本の自動車メーカーの中で最も早くアメリカで生産を開始し、車の開発も進めてきた。トランプ氏についてコメントすることはないが、今後もアメリカでしっかりと事業を行っていきたい」と述べて、アメリカ経済にも貢献していることを強調しました。
-- NHK NEWS WEB