アイルランドを訪れている岸田外務大臣は、日本時間の10日未明、フラナガン外相と会談し、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐり、企業活動などへの影響が最小限にとどまるよう、緊密に連携していくことを確認しました。
日本の外務大臣がアイルランドを訪問するのは26年ぶりです。
会談で岸田外務大臣とフラナガン外相は、アイルランドが経済的にイギリスと関係が深いことから、イギリスのEU離脱をめぐり、自由貿易体制や企業活動への影響が最小限にとどまるよう、緊密に連携していくことを確認しました。
また両外相は、日本とEUの間のEPA=経済連携協定について、可能なかぎり早期の大枠合意を目指すことで一致したほか、国連改革や核軍縮をはじめとする国際社会の課題に、協力して取り組んでいくことを確認しました。
岸田大臣はフランスとチェコを含むヨーロッパ3か国での外相会談を終えて、記者団に対し「基本的価値を共有する国々との連携は重要で、訪問した3か国と法の支配の徹底に向けた協力の強化を確認できたことは大変意義があり、大きな手応えを感じている」と述べました。
-- NHK NEWS WEB