大手化粧品メーカーなどが、男性向けの本格的な化粧品の販売に相次いで乗り出します。就職活動やビジネスの際にメークをする男性が増えているということで、新たな市場を作り出せるか注目されます。
このうち、大手化粧品メーカー「ポーラ・オルビスホールディングス」は、来月から男性用のメークアップ商品の販売に乗り出します。
ファンデーションや口紅、それにアイシャドウなど合わせて12種類を取り揃え、男性の本格的なメークに対応できる商品を展開するとしています。
今の男性用化粧品は、化粧水や乳液といったいわゆるスキンケアの商品が中心で、メークに対応した商品はかつて市販されたこともありましたが、定着せず販売が取りやめになりました。
しかし、最近では若い世代を中心に就職活動やビジネスの際にメークをする男性も増えているということで、メーカーとしては本格的な商品を取りそろえることで新たな市場を作り出したい狙いがあります。
男性向け化粧品の開発を担ったRieOmotoグローバルクリエイティブディレクターは「男性も化粧をすることで、自由に自分を表現してもらいたい」と話しています。
このほか、海外ブランドの「シャネル」も、日本でことし11月から、男性用のファンデーションなどのネット販売を始める予定です。
-- NHK NEWS WEB