自民党総裁選挙への立候補を表明している石破元幹事長は、22日、北海道を訪れ、農業施設などを視察し地方創生に取り組む考えを強調しました。
自民党総裁選挙に向けて、石破元幹事長は22日、北海道の音更町や幕別町などを訪れ、農業施設や経営改善したバス会社を視察し、地元の地方議員らと意見を交わしました。
この中で、石破氏は「地方を大事にしなければならない。地方があって日本がある。東京は地方のために、地方は東京のために何ができるか考えなければ、この国は絶対にダメになる」と訴えました。
そのうえで、「東京で考えた理屈が、地方にはまるで伝わっていないということが、最近多すぎないか。町の持っている力を引き出し、国が応援するというふうに地方と国の在り方が変わらなければならない」と述べ、地方創生に取り組む考えを強調しました。
来月の総裁選挙をめぐっては、3選に強い意欲を示す安倍総理大臣が国会議員票では優位な情勢で、石破氏としては、地方遊説を重ねて党員票を取り込み、巻き返しを図りたい考えです。
-- NHK NEWS WEB