この夏の猛暑で、先月出荷された家庭用のエアコンの台数が、去年よりも10%増えて過去最多になりました。
家電メーカーなどでつくる「日本電機工業会」によりますと、先月、国内で出荷された家庭用のエアコンの台数は176万3000台で、去年の同じ月よりも10.9%増えました。
これは、1か月間の出荷台数としては、統計を取り始めた昭和47年以降で最も多くなっています。
また出荷額は1380億円で、去年の同じ月よりも12.2%の増加でした。
この夏の猛暑を受けて、メーカー各社の間では「ダイキン工業」が去年よりもおよそ10%増産したほか、「三菱電機」も、例年お盆前には終えているフル生産を今も続けるなど、対応に当たっています。
日本電機工業会は「これまで人気を集めていた消費電力を抑えるなどの高性能の機種だけでなく、比較的価格の安いものも含め、幅広く売れているのがこの夏の特徴になっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB