23日朝、茨城県桜川市の砕石工場で爆発があり、工場にいた32歳の男性と連絡が取れなくなっているほか、周辺の住宅などおよそ40棟で窓ガラスが割れる被害が出ました。当時、現場では砕石に使う爆薬をトラックに積み込む作業をしていたということで、警察と消防が詳しい原因を調べています。
23日午前8時半ごろ、茨城県桜川市富谷にある「五月女鉱業」の砕石工場から「爆発が起きた」と消防に通報がありました。
警察と消防が現場を確認したところ、敷地内にあった爆薬庫が跡形もなく吹き飛ばされていたほか、近くに止めてあったトラックもめちゃくちゃに壊れているのが見つかりました。
警察によりますと、爆薬の管理などを行う委託会社の社員で、当時、付近にいたと見られる32歳の男性と連絡が取れなくなっているということです。工場の敷地内にはほかに7人の従業員がいましたが、いずれも無事でけがはありませんでした。
警察などによりますと、当時、爆薬庫では岩石を砕くのに使う爆薬をトラックに積み込む作業が行われていて、その最中に爆発が起きたということです。
また、爆発の衝撃で周辺にある住宅などおよそ40棟で窓ガラスが割れる被害が出ましたが、住宅などでけがをした人はいませんでした。
警察と消防は、連絡が取れなくなった男性社員の捜索を続けるとともに、爆発の詳しい原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB