日銀のマイナス金利政策の影響で定期預金の金利が下がり、お金を普通預金に移す動きが続いていることから、先月は、いつでも引き出しが可能な「預金通貨」の残高が去年の同じ月に比べて8.9%増加し、金額は過去最高を更新しました。
日銀によりますと、世の中に出回った現金や預金などの通貨量の残高は、先月は1か月の平均で去年の同じ月に比べて3.2%増加し、これまでで最も多い1267兆円となりました。
このうち、企業や個人が金融機関に預けた普通預金や当座預金などいつでも引き出しが可能な「預金通貨」の残高は、8.9%増えて580兆円余りに上り、金額は2か月連続で過去最高を更新しました。
これは、日銀がことし2月に導入したマイナス金利政策の影響で、定期預金の金利が下がったことから、普通預金にお金を移す動きが続いているためです。日銀は「アメリカ大統領選挙の結果が、お金の流れにどのような影響を及ぼすのか、動向を注視していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB