ハリケーンが接近しているハワイでは、道路が冠水したりショッピングセンターが臨時休業を決めたりするなどの影響が出ていて、地元の当局は観光客や住民に対し、不要な外出は控えるよう呼びかけています。
アメリカの国立気象局によりますと、太平洋を北上するハリケーン「レーン」はハワイ島やマウイ島、オアフ島に接近しています。このうちハワイ島では雨などのピークは過ぎましたが、これまでに道路の冠水や崖崩れなどの被害が出ています。
また、日本人観光客も多く訪れるオアフ島ホノルルでは、ショッピングセンター「アラモアナセンター」が、24日は臨時休業すると決めていて、一部の航空会社はマウイ島などを発着する便を欠航する予定です。
ハリケーンの勢力について国立気象局は、5段階のうち上から2番目に強い「カテゴリー4」から「カテゴリー3」に引き下げましたが、ハワイ州政府は「レーン」は動きが遅く、今後も被害が拡大するおそれがあるとして警戒を続けていて、イゲ知事はツイッターで、「不必要な外出は控えるように」と呼びかけています。
この時期は日本からの観光客も多く、現地の日本総領事館も、「ハリケーンが近づいている時は外出はなるべく避け、屋内で過ごしてほしい」と呼びかけています。
現地の報道などによりますと、ハワイにハリケーンが接近するのは珍しく、上陸すれば、1992年に6人が死亡したハリケーン以来だということです。
-- NHK NEWS WEB