農林水産物の輸出拡大を後押しようと、JETRO=日本貿易振興機構は、国内の生産者と海外の食品会社などが商品の情報をやり取りできるインターネットのサイトを開設しました。
JETROがインターネット上に開設したのは「日本産農林水産物・食品輸出マッチングサイト」です。
このサイトでは、農林水産物や加工食品の輸出を目指す国内の生産者や企業などが、商品の特徴や価格、そして輸出可能な量などを無料で掲載できます。
また、海外の食品会社や国内で輸出に携わる会社などが扱いたい商品や量などを書き込むこともでき、インターネット上で商談を進めることができます。
日本からの農林水産物や食品の輸出額はおととしは7400億円余りで、政府はこれを再来年(平成31年)までに1兆円に引き上げる方針ですが、地方の生産者が海外と直接商談する機会が少ないことが課題となっています。
JETROが農林水産物の輸出に特化したサイトを開設するのは初めてだということで、今後はこのサイトを活用しながら、輸出を希望する生産者などへの支援を進めていくことにしています。
-- NHK NEWS WEB