あおぞら銀行は、自前のATM=現金自動預け払い機を廃止して、27日からゆうちょ銀行のATMへの切り替えを始めました。大手銀行の間では、利用が減っているATMの効率化を図る動きが広がっています。
東京・千代田区にあるあおぞら銀行の本店では27日、ゆうちょ銀行のATMが設置され、関係者がテープカットをして運用を始めました。
あおぞら銀行は資産運用を目的とした顧客が多く、ATMの利用頻度が少ないことから自前のATMを廃止することにしたもので、今後、国内19の店舗にある自前のATMを順次廃止します。
代わりに設置されるゆうちょ銀行のATMは、手数料なしで利用できるということです。
ネットバンキングの普及やキャッシュレス化が進んでATMの利用が減っているため、大手銀行では三菱UFJ銀行が今後5年余りかけてATMの数を2割程度減らす方向で検討を進めるなど、ATM網を見直す動きが広がっています。
銀行業界では、利用者の利便性を維持しながら、どう効率化を進めるかが課題になっています。
-- NHK NEWS WEB