NAFTA=北米自由貿易協定の再交渉をめぐる、アメリカとメキシコとの2国間の協議の合意を受けて、27日のニューヨーク株式市場は買い注文が広がり、ダウ平均株価は250ドル以上値上がりして、ことし2月以来となる2万6000ドル台を回復しました。
27日のニューヨーク株式市場は、正式な発表前から、通商に関係の深い自動車や航空関連株を中心に買い注文が広がりました。
値上がりは午後に入っても続き、ダウ平均株価の終値は前の週に比べて259ドル29セント高い、2万6049ドル64セントでした。ダウ平均株価が2万6000ドル台をつけるのはことし2月1日以来のことです。
また、IT関連の銘柄が多く上場しているナスダック市場の株価指数や、そのほかの代表的な株価指数は、いずれもこの日、史上最高値を記録しました。
市場関係者は「最終的な交渉の行方は不透明だが、投資家の間では、企業業績に大きな影響を与える通商の問題で、懸念が1つ和らいだと、前向きに受け止められている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB