総務省は、NTTドコモの法人営業の元社員が法律で定められた本人確認を行なわずに330件余りの契約を結んでいたとして、28日、是正命令を出しました。
総務省などによりますと、NTTドコモの関西支社の法人営業の元社員1人が、平成26年3月から平成27年4月にかけて、別の契約で提出を受けた書類を携帯電話の申し込みに転用して契約を結んでいたということです。
契約は合わせて336件で、会社の登記簿謄本や免許証などのコピーを本人の同意を得ずに使っていたということです。
このため、総務省は28日、NTTドコモに対し、法律に基づいて本人確認を徹底するよう命じる是正命令を出しました。
これについてNTTドコモは「契約の意思のない顧客と勝手に契約を結んでおり、顧客にご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。契約者の本人確認と事務処理方法の徹底について改めて指導することで、再発防止に取り組んでいます」としています。
-- NHK NEWS WEB