飲食店のジャンルや予算、利用したい日時などを携帯電話の無料通信アプリを使って伝えると、リクエストに応えた店が表示され、その場で予約できるサービスが始まりました。参加する飲食店も顧客に関する情報を共有することができ、サービスには無断キャンセルなどの被害を防ぎたいという狙いもあります。
これはIT企業の「ビスポ!」が、飲食店予約サービスの「トレタ」などと行い、記者会見で概要を説明しました。
それによりますと、利用者は無料通信アプリの「LINE」を使って、飲食店のジャンルや予算、利用したい日時などの条件を伝えます。
すると条件にあった飲食店が表示されて、その場で予約をすることができ、希望に沿った店を効率的に知ることができるメリットがあるということです。
一方、飲食店側は、実際に来店したかどうかや来店した時の様子など、利用者の情報を参加店全体で共有することができます。
飲食店の無断キャンセルや直前のキャンセルが問題となる中、顧客に関する情報を把握して対応を検討することができるということです。
ビスポ!の高岳史典社長は、サービス開始当初は東京都内のおよそ50店が参加し、ことし中に首都圏で1000店の参加を目指すとしていて、「利用者が店をどう評価したのかも、公開できるようにしたい。よい店とよいお客を結びつけられるサービスになればと思う」と話しています。
-- NHK NEWS WEB