大手電力各社は、ことし10月の電気料金をそろって値上げすることになりました。火力発電の燃料となる石油や天然ガスなどの輸入価格が上昇したためです。
各社の発表によりますと、ことし10月の電気料金は、使用量が平均的な家庭で、沖縄電力が96円、北海道電力が85円、東京電力が83円、中国電力が62円、四国電力が60円の値上げになります。
また、東北電力が54円、中部電力が52円、北陸電力と九州電力が50円、関西電力が31円の値上げになります。
これは、火力発電の燃料となる石油や天然ガス、石炭の輸入価格が上昇したためです。
大手10社すべてが値上げするのは3か月連続で、東北電力、中国電力、四国電力、九州電力では、10か月間値上がりが続いています。
一方、都市ガス大手も天然ガスの輸入価格の上昇を受けて、4社すべてが10月のガス料金を値上げします。値上げ幅は使用量が平均的な家庭で東京ガスが39円、東邦ガスが38円、大阪ガスが35円、西部ガスが29円となっています。
-- NHK NEWS WEB