去年の大みそかに閉園した北九州市のテーマパーク「スペースワールド」のシンボルだった実物大のスペースシャトルの模型が、閉園から半年たっても引き取り先が見つからず、解体されることになりました。
宇宙をテーマとした「スペースワールド」は去年の大みそかに閉園し、運営会社では土地の賃貸借契約の終了日にあたる、ことし6月末を期限に遊具の売却先を探してきました。
この中には開園から27年間、シンボルとして親しまれてきた高さおよそ60メートルの実物大のスペースシャトルの模型も含まれていましたが、買い手は見つかりませんでした。
これを受けて、地元の北九州市が仮に模型を所有した場合の費用について、市民などの要望を踏まえて調べたところ、金属部分が腐食するなどしていて、補修や維持管理に少なくとも10億円かかることがわかったということです。
このため、市は所有できないと判断したということです。
スペースワールドの跡地開発をめぐる関係企業の合意では、すべての遊具は撤去されることになっていて、引き取り先の見つからなかったスペースシャトルの模型は今後、解体される見通しです。
-- NHK NEWS WEB