去年、神奈川県の東名高速道路でワゴン車の夫婦がいわゆる「あおり運転」で走行を妨害され死亡した事故をめぐり、インターネット上にうその情報を書き込んだとして書類送検された11人について、検察は全員を不起訴にしました。
去年6月、神奈川県の東名高速道路で、あおり運転で走行を妨害されたワゴン車がトラックに追突され、夫婦が死亡した事故では、福岡県中間市の男が危険運転致死傷などの罪で起訴されました。
この事件をめぐり、男とは無関係の北九州市の建設会社について、インターネット上に「男の勤務先だ」などとうその情報を書き込み名誉を傷つけたとして、警察はことし6月、11人を名誉毀損の疑いで書類送検しました。
これについて福岡地方検察庁小倉支部31日、11人全員を不起訴にしました。
このうち7人については「別の投稿をコピーして再び投稿したにすぎないことなど諸事情を考慮した」としています。
ほかの4人については「起訴するに足りる十分な証拠が得られなかった」などとしています。
-- NHK NEWS WEB