IT大手の「楽天」は、子会社を通じて仮想通貨の交換会社を買収することになりました。仮想通貨事業に参入し、ネットショッピングなどの支払いに活用することを目指したいとします。
発表によりますと、楽天は子会社の「楽天カード」を通じ、東京に本社を置く仮想通貨の交換会社「みんなのビットコイン」のすべての株式をことし10月に取得する契約を結んだということです。
株式の取得にかかる費用は2億6500万円です。
「みんなのビットコイン」は関東財務局に仮想通貨交換業者としての登録を申請中ですが、ことし4月に業務改善命令を受けました。
問題があると指摘を受けたシステムの安全対策などを改善するため、現在は業務を停止して来月の再開を目指しています。
楽天が仮想通貨の交換会社を買収するのは、ネットショッピングの決済や資産運用の手段として仮想通貨の活用の拡大が期待されるためです。
IT企業では、「ヤフー」がこの秋に仮想通貨事業に参入することを目指し、「LINE」も仮想通貨交換業者として登録を申請しています。
-- NHK NEWS WEB