派遣労働者が同じ部署で働ける期間を原則3年までとした法律の施行からまもなく3年になるのを前に、「派遣トラブルホットライン」が東京 渋谷で開設されています。
この電話相談は東京 渋谷のNPO「派遣労働ネットワーク」が行っています。
改正労働者派遣法は派遣で働く人たちのキャリアアップのためなどとして派遣労働者が同じ部署で働ける期間を原則3年までとしていますが、NPOによりますと、今月末で施行から3年になるのを前に派遣会社から雇い止めにされるケースが相次いでいるということです。
「ホットライン」には派遣労働者として3年間働いているという40代の女性から「派遣会社から9月末で契約を更新しないと告げられた」と相談が寄せられ、NPOの担当者は「派遣会社は派遣先の会社に直接雇用を依頼するなど雇用を安定させる義務がある。会社側と改めて交渉すべきだ」などとアドバイスをしていました。
「派遣労働ネットワーク」の関根秀一郎事務局次長は「派遣会社が3年の期間制限で単純に雇い止めをするのは許されないことで、まずは相談を寄せてほしい」と話していました。
電話相談は1日と2日、午前10時から午後8時まで行われています。
電話番号は050ー5808−9835です。
-- NHK NEWS WEB