河野外務大臣は、これまで日本の閣僚が訪れたことがない旧ソビエトのアルメニアやジョージアなどを訪問するため、日本を出発しました。
河野外務大臣は、2日から6日間の日程でカフカス地方の旧ソビエト3か国とドイツを訪問する予定で、2日午前、成田空港を出発しました。
このうちアルメニアとジョージアは、日本の閣僚として初めての訪問で、併せて訪れるアゼルバイジャンも外務大臣の訪問は19年ぶりで、河野大臣はこの地域がアジアとヨーロッパを結ぶ位置にあり、地政学的にも重要だとして関係強化を図りたいとしています。
各国では外相らと会談する予定で、紛争を抱えるこの地域の安定化に協力するとともに、日本企業が進出しやすい環境整備を進めることなどで一致したい考えです。
また、いずれの国も北朝鮮と国交があることを踏まえ、北朝鮮の完全な非核化や拉致問題の解決に協力を要請することにしています。
さらにドイツではメルケル首相らと会談し、アメリカと中国の貿易摩擦が激しくなる中、自由貿易の維持などに連携して取り組むことを確認したいとしています。
-- NHK NEWS WEB