司馬遼太郎さんの代表作の1つで、幕末の越後長岡藩の家老、河井継之助の生涯を描いた「峠」が初めて映画化されることになり、出身地の新潟県長岡市でも撮影が行われることになりました。
司馬遼太郎さんの長編小説「峠」は、幕末の混乱期に長岡藩の家老として軍事力を強化し、自主独立を目指しながら最後は新政府軍に敗れた河井継之助の悲劇的な生涯を描いた作品です。
ことしは、長岡藩などが新政府軍と戦った戊辰戦争から150年の節目に当たりますが、司馬さんの小説「峠」を大手映画会社の松竹が初めて映画化することが明らかになりました。
映画のタイトルは「峠 最後のサムライ」で、監督は巨匠、黒澤明監督の下で長年助監督を務めた小泉堯史さん。
河井継之助の役は役所広司さんが演じます。
長岡市など地元の関係者には映画化の計画が伝えられていて、長岡市の信濃川の河川敷などでも撮影が行われるということです。
-- NHK NEWS WEB