100円ショップ大手の「ダイソー」で販売されている、指が切れているように見せかける偽物のカッターナイフの商品の中に本物の刃がついた商品が混入していたことがわかり、運営会社では商品を自主回収することになりました。
回収されるのは「ドッキリ!カッター」という名称の商品で、偽の刃の一部に半円状のくぼみがあって指が切れているように見せかける偽物のカッターナイフで、余興用として販売されています。
「ダイソー」を運営する広島県東広島市の「大創産業」によりますと、2日夜、東京・中央区の「ダイソー晴海トリトン店」で商品を購入した客から「くぼみがない通常のカッターだった」と連絡がありました。
店舗内の商品を調べたところ、在庫として残っていた8本のうち6本が本物のカッターと確認されたことから、商品を自主回収すると発表しました。
大創産業によりますと、これまでにけがをした人の情報はないということですが、購入客に対しては、商品に異常があった場合は最寄りの店舗に連絡するよう呼びかけています。
この商品は中国の工場で生産され、去年1月から全国の店舗で販売されていて、会社では本物のカッターナイフが混入した経緯について調べることにしています。
大創産業は「このような事態となり誠に申し訳ありません。再発防止に努めます」とコメントしています。
問い合わせ先はお客様相談室0120−152−206です。
-- NHK NEWS WEB