日本や中国の企業などが激しく受注を争ってきたマレーシアとシンガポール間の高速鉄道の建設計画について、マレーシアのアズミン経済相はシンガポール側と延期することで合意したと明らかにしました。
マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画を巡っては日本や中国の企業などが激しく受注を争ってきましたが、マレーシアのマハティール首相は国の財政状況を踏まえて延期する意向を示し、両国間で協議が進められていました。
これについてマレーシアのアズミン経済相は3日、地元の記者団に対しシンガポール側と計画を延期することで合意したと明らかにしました。
一方、現地メディアの報道によりますと延期の具体的な期間については、「シンガポール側と費用削減の方法を協議する」と述べるにとどめたということです。
日本は官民をあげてこの高速鉄道の建設の受注を目指していて、今後、両国の協議でどのような方針が示されるのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB