アメリカ、ニューヨークの国際空港に到着した旅客機の乗客と乗員が機内で相次いで体調不良を訴えて、これまでに11人が病院に搬送され、検疫などを行う保健当局が原因を調べています。
5日午前9時すぎに、ニューヨークのケネディ国際空港に到着したエミレーツ航空203便で、体調不良を訴える人が相次ぎ、これまでに乗客・乗員の合わせて11人が病院に搬送されました。
航空会社などによりますと航空機は500人余りを乗せて、中東のUAE=アラブ首長国連邦のドバイを出発しました。
乗客の女性は、飛行中の機内の様子について「せきをしたりトイレに駆け込んだりする人が何人もいました。機内の環境が悪いと感じたので毛布や上着で顔を覆うように隠して過ごしました」と話していました。
検疫などを行うアメリカのCDC=疾病対策センターによりますと病院に搬送された人は発熱などの症状を訴えているということで、保健当局が原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB