6日午後、茨城県神栖市で樹脂メーカーの工場のタンクが爆発し、近くで作業をしていた68歳の男性1人が死亡し、別の男性1人もけがをしました。
6日午後1時50分ごろ、茨城県神栖市東深芝にある樹脂メーカー、「DIC EP」の鹿島工場から、「タンクが爆発してけが人がいる」という通報が消防にありました。
警察などによりますと、タンクの近くに倒れていた男性2人が病院に運ばれましたが、このうち、千葉県銚子市の岩井俊夫さん(68)が、およそ1時間半後に死亡しました。
もう1人の48歳の男性も左足にけがをしていて、ももの骨が折れていると見られるということです。
爆発したタンクは直径5メートル60センチ、高さ5メートル40センチの円柱状で、中には可燃性の化学物質が入っていたということです。
また、タンクの上の部分は1メートルほどにわたってめくれ上がっているということです。
工場によりますと、2人はこの樹脂メーカーとは別の工事会社の社員で、当時、タンクの近くで作業をしていたということで、警察と消防が詳しい状況などを調べています。
現場は鹿島港に面した工場や倉庫などが立ち並ぶ地域です。
-- NHK NEWS WEB