台風21号の影響で閉鎖していた関西空港は7日から国内線の一部の運航が再開され、さきほど、正午前に、第1便となる新潟行きの便が出発しました。
関西空港は、台風21号の影響で滑走路やターミナルビルが浸水したほかタンカーの衝突で対岸との連絡橋が損傷したため今月4日から閉鎖されていました。
その後、復旧作業が進み、安全性が確認されたB滑走路と第2ターミナルを使って7日から、一部の便の運航が再開されました。
7日は、関西空港を拠点とするLCC=格安航空会社の「ピーチ・アビエーション」の成田、新潟、長崎などを結ぶ17便と日本航空の羽田とを結ぶ2便の合わせて19便が運航されることになっていて、再開後の第1便となる、「ピーチ・アビエーション」の新潟行きの便が、正午前に離陸しました。
運航再開を前に、ロビーでは、空港を運営する「関西エアポート」の山谷佳之社長が乗客を見送り、「オープンできたことは本当にありがたい。刻々と状況は改善しているので1日も早く空港機能が回復できるように努める」と話していました。
ただ、多くの航空会社が利用する第1ターミナルは、停電が続いて使用できず7日、運航されるのは合わせて19便とふだんの国内線の3割程度にとどまっています。
また関西エアポートでは連絡橋が損傷し、鉄道が運転を見合わせていることや交通渋滞を避けるため神戸空港からの高速船か、臨時のシャトルバスの利用を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB