地震の影響で交通機関が大きく乱れる中、北海道と青森県などとを結ぶ苫小牧市のフェリー乗り場には、本州に渡ろうとする多くの人たちが詰めかけています。
苫小牧港には青森県や茨城県などとを結ぶフェリー会社が3社乗り入れていて、いずれも通常どおり運航を続けていることから、乗り場前には本州に渡るための手続きを待つ利用者の列ができています。
フェリーターミナルを運営する会社によりますと、フェリーの搭乗率はふだんは50%以下だということですが、地震後はほぼ100%だということです。
乗り場前にはキャンセル待ちの人もいて、乗船できる見通しなどを担当者に確認していました。
旅行で北海道に来た愛知県の70代の男性は「電車で帰ろうとしたが動かないので、フェリーに乗ることにしました。とりあえず八戸駅に向かって新幹線で帰ろうと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB