台風21号の影響で国際線などで運航の休止が続いている関西空港について国土交通省が復旧に向けた計画を発表しました。
それによりますと、航空機の燃料を給油する設備を復旧させるなどして、今月中旬をめどに、大規模な浸水被害があった「A滑走路」の運用を始めるとしています。ただ、乗り入れるすべての航空会社が運航を再開する空港の本格運用については、現時点ではめどが立っていないということです。
また、タンカーの衝突で損傷した関西空港と対岸を結ぶ連絡橋は、今月下旬をめどに、いつまでに復旧させるのかを決めることにしています。
運転の見合わせが続いている空港に向かう鉄道は来月上旬には、再開させるということです。
石井国土交通大臣は「関西全体の航空需要に対応するため、伊丹空港と神戸空港への振り替えも調整している。本格的な復旧に向け政府の総力を挙げて取り組んいきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB