安倍総理大臣は、台風21号による大きな被害を受けた大阪府選出の自民党の国会議員らと面会し、関西空港の復旧を急ぐとともに、今後、災害で電柱の倒壊を防ぐため、電線を地中に埋めて電柱をなくす、「無電柱化」を進める考えを示しました。
大阪府選出などの自民党の国会議員15人は、7日午前、総理大臣官邸で、安倍総理大臣と面会し、関西空港の1日も早い復旧や、被災した中小零細企業への金融面の支援、それに、復旧に取り組む地方自治体への支援などを求める要望書を手渡しました。
これに対し安倍総理大臣は、「関西空港は、きょう、国内線の運航を再開したが、国際線についても、準備が整い次第再開していく」と述べ、復旧を急ぐ方針を強調しました。
また、安倍総理大臣は、「今まで経験がなかった災害が多発しており、予算を確保して、緊急対策に計画的に取り組んでいく。災害時の電柱の倒壊を防ぐために、電柱の『無電柱化』は喫緊の課題だ」と述べ、電線を地中に埋めて電柱をなくす「無電柱化」を進める考えを示しました。
このあと、大阪府連会長の左藤元防衛副大臣は、記者団に対し、「関西空港は、外国人旅行者による、いわゆる『インバウンド消費』のみならず、物流の起点でもあり、1分でも早く復旧してほしい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB