台風21号の影響で閉鎖していた関西空港は7日、3日ぶりに国内線の一部の運航が再開されました。関西空港で羽田とを結ぶ2便で運航を再開した日本航空は、本来の出発カウンターがある第1ターミナルが停電で使えないため、第2ターミナルの「ピーチ・アビエーション」のカウンターを間借りして搭乗手続きなどを行いました。
カウンターでは「ピーチ・アビエーション」の関係者から、機器の操作方法や乗客の機体への案内方法などの説明を受けたうえで、手続きを進めていました。
また、日本航空は独自のシステムで搭乗手続きを行っているため、乗客には利用者名や便名、それに座席番号を手書きした搭乗券を渡していました。
搭乗券を受け取った大阪 富田林市の60歳の男性は「私はシステムエンジニアをしていたので、別の会社の場所で手続きを行う大変さがわかります。それでも再開したことは、『大阪は負けへんで』という気概が感じられてうれしいです」と話していました。
日本航空関西空港支店の岡裕次支店長は、「慣れない作業で大変ですが問題はないです。空港施設の復旧状況を見ながら1日も早くきちんとした形で運航させたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB