台風の影響で浸水の被害が出た関西空港では50mのプールに換算して230杯分がポンプ車などで排水され、滑走路とターミナルビルの浸水はほぼ解消されました。一方、電源設備などがある地下には依然として大量の水が残っていて、排水作業が続けられています。
関西空港は台風21号の影響で滑走路やターミナルビルなどが浸水し、排水設備も故障したため、空港の運営会社から要請を受けた国土交通省近畿地方整備局が5日夜以降、ポンプ車10台を派遣してたまった水を取り除く作業を進めています。
近畿地方整備局によりますと、これまでに26万トン、50mのプールに換算して230杯分が排水され、A滑走路と誘導路の周辺、それに第1ターミナルビルでは7日午後4時までに浸水がほぼ解消されたということです。
一方、電源設備などがあるA滑走路の地下には依然として深さ3mほどの大量の水が残っていて、引き続き排水作業が進められています。
近畿地方整備局では、関西空港の早期復旧に向け、今後も24時間態勢で排水作業を続けるとしています。
-- NHK NEWS WEB