7日から国内線の運航を再開した新千歳空港には、飛行機に乗ることができなかったおよそ1600人が足止めされていて、空港のターミナルビルで一夜を過ごしました。
新千歳空港は7日、国内線の運航を再開しましたが、午前中ほぼすべての便が欠航するなど合わせて175便が欠航しました。
空港ビルの管理会社によりますと、欠航が相次いだ影響で、7日夜10時の時点で、飛行機に乗ることができなかったおよそ1600人が空港内に足止めされ、一夜を過ごしました。
このため空港の管理会社は、ふだんは夜間に閉鎖しているターミナルビルを臨時で開放し、用意したおよそ2000枚の毛布を利用客に配りました。
ビルの中ではコンビニエンスストアが1店だけ営業していて、大勢の利用客が飲料水やパンなどの食料を買い求めていました。
東京へ帰るという70代の女性は「腰が悪いので毛布があってとても助かります。ホテルも電話が通じず予約できなかったのでここで過ごすことができてほっとしています」と話していました。
航空各社によりますと、8日も午前中を中心に機材の手配がつかず、一部の便で欠航が出る見通しですが、通常どおりの運航を目指すことにしています。
-- NHK NEWS WEB