トヨタ自動車は北海道の地震による部品工場の操業停止を受け、自動車を生産している全国16の工場について、週明けの10日の操業を取りやめることを決めました。
トヨタの北海道苫小牧市にある子会社、「トヨタ自動車北海道」のトランスミッションを生産する工場は、地震による停電のため操業停止が続いています。
これを受けてトヨタは、部品の供給に及ぼす影響を見極める必要があるとして、週明けの10日、グループ会社も含め、全国に18ある自動車の組み立て工場のうち16の工場の操業を取りやめることを決めました。
操業を停止するのは
▽トヨタの愛知県内にある4つの工場、
▽愛知県や三重県にあるトヨタ車体の工場、
▽宮城県や岩手県などにあるトヨタ自動車東日本の工場、
▽福岡県のトヨタ自動車九州の工場、
▽ダイハツ工業と日野自動車の工場などです。
このほか、トヨタはエンジンやトランスミッションを生産する愛知県内の7つの部品工場も操業を休止します。
トヨタは8日稼働する予定だった4つの工場について操業を取りやめることをすでに決めていましたが、影響がさらに広がった形です。
トヨタは11日以降の操業については改めて判断することにしていますが、北海道の停電が長引けば影響がさらに広がるおそれもあります。
-- NHK NEWS WEB